経営者をヘッドハント

    皆さんこんにちは、シュンゾーです。

    皆さんは「プロ経営者」という言葉をご存じでしょうか。
    ウィキペディアの記述を拝借します。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E7%B5%8C%E5%96%B6%E8%80%85#:~:text=%E3%83%97%E3%83%AD%E7%B5%8C%E5%96%B6%E8%80%85%EF%BC%88%E3%83%97%E3%83%AD%E3%81%91,%E3%81%AB%E5%B0%B1%E3%81%8F%E8%80%85%E3%82%92%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%82

    プロ経営者(プロけいえいしゃ)とは、複数の会社を経営者として渡り歩く人物を指す俗語。一般には、社外から「雇われ社長」的に招聘(いわゆるヘッドハンティング)され経営トップに就く者をいう

    分かりやすいですね。欧米では以前よりありましたが、日本でも最近増えてきたように思います。
    上のウィキペディアに記載の一覧に出ている方々、かなり名の通った方々も多いですね。

    招く企業の側の事情は様々でしょうが、ひとことで言って、「社内からトップに起用する人材が
    いない」と判断したからなんでしょうね。

    ただ、ちょっと意地悪な見方をすると、「あの有名な〇〇さんを呼んで経営を任せれば、大丈夫
    だろう」という考えならいいのですが、「あの有名な〇〇さんを呼んで経営を任せてもダメだったら、
    もはや誰にも文句は言われないだろう」という後ろ向きな考えがあるかも知れません。

    日本の企業では、まぁ海外の企業もそうかも知れませんが、「世間様への申し開きができればよし」と
    する考えが強いです。もちろん、そんな本音の事情は誰も言いませんが。

    これは、経営コンサルタントを入れて、経営の立て直しを図ることも、根っこは同じと言えましょう。
    「経営コンサルの言う通りにやったけど、ダメだった」と言い訳ができるのですよ。

    あと、これまたどなたも大きな声ではおっしゃいませんが、日本においてのヘッドハンターの活躍が
    目立って来たというのも、日本で「プロ経営者」の動きが盛んになってきた大きな一因でしょう。

    ヘッドハンターの報酬は、その紹介した人材の新しい会社での年収の30-40%とも言われます。これ
    は、非常に大きな額です。名の通った会社の経営トップともなれば、年収は数千万円は最低あり、
    高額な場合は、億円単位でしょう。その30-40%とすれば...

    日本で盛んになってきたのは、まず外国企業の日本法人トップのポストが、プロ経営者によって埋め
    られるようになったからだとシュンゾーは思います。

    それらの方々は、結構特定の人たちだったりして、「あ、あの人、今度はあそこの会社に行ったんだ」
    というように理解されることもしばしばです。

    外国企業では、本国とのやり取りの関係から英語によるコミュニケーションが必須であり、それが
    できる方は一握りである、というのも一因かもしれません。そして、本国の本社も経営者を外部から
    採用することに抵抗はありませんしね。

    それを陰口的に言うと、「あの人は外資ホッパーだから」という言い方もあります。要するに、外資
    を渡り歩く人(=ホッパー)ということのようです。

    さて、今日は、外資ホッパーの方のお話ではありません。

    純内資企業の回転ずしチェーンかっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイトの社長さんのお話です。

    先ごろ同社の社長に就任された田辺公己さんは、以前ライバルである回転ずしチェーン、はま寿司の
    役員を務めておられました。

    この田辺さんが、カッパクリエイトに転職後、はま寿司の日次売上データなどを入手していたとのこと
    です。
    https://www.dailyshincho.jp/article/2021/07121050/?all=1

    うーん、時々聞くような話ですね。でも、社長自身がやらかした、というのは余り聞かないかもしれ
    ません。

    今年の話でしたでしょうか。楽天に転職したソフトバンクモバイルの方が、データを「持参」
    しちゃった、という話も聞きました。ただし、この方は現場レベルの方ですね。

    それにしても社長のポストに就くにしては、この田辺さん、とても脇が甘いような気がします。

    シュンゾーの理解では、かっぱ寿司は回転ずしチェーンのパイオニア的存在で、ずっとトップだった
    のだと思います。しかし、最近では大手回転ずしチェーン4社中、4位が定位置となってしまって
    いたようです。

    やはり、焦りがあったのでしょうね。焦りもあり、カッパクリエイトを運営する、大手の外食運営
    会社コロワイドは、田辺氏を招へいしたのでしょう。

    まさか、田辺さんは、その社長の座の選考過程で「はい、前職の日次売上データを持ってきます
    から」などと言ったとは思いたくありませんが。仮にそのようなことを言っていたとしても不思議
    はないですね。

    万一そのようなことをおっしゃっていたとすれば、そりゃ選考する側としても魅力的な「持参品」に
    映りますからね。

    そもそも、転職市場における人物評価というのは、曖昧模糊としているように見えて、ハッキリ
    しています。「即戦力になってくださいね」というのは、当たり前で、ほぼ現場レベルの方の採用の
    際に求めることです。

    経営者レベルですと、「当社をすぐに立て直してください」、これに尽きますね。

    じゃぁ何が切り札になるのか、という話です。前職ですばらしい経営諸表を作り上げました、という
    のは、多分事実でしょうけど、「じゃぁあなたはそのために何をしましたか?」という質問に対する
    答えは結構曖昧なものではないでしょうか。

    採用する側も、候補者の「立て板に水」の自己プレゼンに圧倒されて採用するか、或いは、何がしかの
    「持参品」に魅力を感じて、ということなのでしょう。

    この持参品、というのがくせ者で、「実体があるもの」はNGなんですよね。その候補者の、「頭の中
    にあるもの」ならOKなんです。

    今回の田辺さんは、「実体があるもの」を持参しちゃった、ということでしょう。

    まぁシュンゾーに言わせれば、経営トップ(プロ経営者)の採用、なんていうのは、このような危ない
    橋と紙一重であり、どんなにきれいごとを言っても、採用する側の動機は常に不純なものだと思って
    おります。

    正直、シュンゾーの印象を申しますと、外資(もしくは内資も)ホッパーの方々は、多くが胡散臭いな
    と感じております。ホッパーさんたち、ごめんなさい。



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