救いがたし、官僚

    こんにちは、シュンゾーです。

    「あらあら、シュンゾーさん、また官僚ネタですか?」とおっしゃるそこのあなた、はいそうです。
    だって、霞が関のお役人、シュンゾーから見て、ネタが尽きないですから。

    今日は、またシュンゾーのその論調の応援団をしてくれているような、ネットの記事を見かけまし
    たので、それを結構引用させていただきます。

    ノンフィクションライターの窪田順正(くぼたまさき)さんが、ダイヤモンドオンラインに書いて
    おられます。この方、シュンゾーにとってありがたいことに、霞が関の官僚だけでなく、返す刀で
    マスコミの批判もしてくださっています。

    https://diamond.jp/articles/-/275460

    4月に発覚した国会内の女子トイレ盗撮事件で、経済産業省の職員が犯行を認めたという報道があった。この報道と同じタイミングで、やはり経産省のキャリア官僚2人が逮捕。こちらはペーパーカンパニーを設立して、コロナ禍で苦しむ中小企業を支援するためにつくられた家賃支援給付金を悪用して、約550万円をだまし取ったという。

    <中略>
    詐欺の世界では、こういうパクリの手口はゴキブリと同じだと言われる。つまり、1件摘発されたらそれは「氷山の一角」に過ぎず、既に世の中では同様の手口の詐欺が無数に行われているというわけだ。まだ発覚していないだけで、給付金詐欺という「おいしい副業」に手を染める役人はまだウジャウジャいる可能性が高い。
    <中略>
    実際、総務省の高額接待では、幹部職員は文春が音声データを出してくるまで、「衛星放送事業について話をした記憶がない」などすっとぼけていたし、東北新社からの接待が発覚した際には「ほかに規程違反の接待などはない」などと説明したが、後にNTTからもちゃっかり接待を受けていたことがバレている。息を吐くように嘘をつく、とはまさにこのことだ。
    しかし、マスコミはなぜかこのような官僚の「違法行為」に対して大甘で、真相を追及しようというポーズさえ見せない。なぜかというと、マスコミで働く人々の頭の中には、「官僚=国のために働く善良な人」「政治家=官僚をアゴで使って悪事を働く人」というイメージが半ば常識のように刷り込まれているからだ。(太字はシュンゾー)

    もうここまでで、すでに良識あるみなさんは、官僚だけでなく、マスコミに対して、あきれ果てて
    いるのではないでしょうか。

    窪田さんによれば、官僚たちはこれまで「軽い神輿である政治家をかつぎながら、実質的に政界を
    裏から支配してきたのが、高級官僚たちである、とします。

    その官僚たちのユートピアを壊したのが、我らが菅氏である、と。しかし窪田さんは、これはマス
    コミが自分たちの都合がいいように、かなり「盛った」話であると、おっしゃいます。

    歴史を振り返れば、戦前から官僚の違法行為など定期的に発生している。贈収賄はもちろん、文書偽造、詐欺、痴漢などあらゆる犯罪をやってきた「前科」がある。厳しい言い方をさせていただくと、「質」が落ちたも何も、「質」が高かった時代などないのだ。

    お、面白い! 官僚の質が高かった時代などない、と。もうね、シュンゾー、今「ブラボー」と快哉を
    叫んでしまいました。

    森友学園の事件を例にとり、次のようにも述べています。

    そこで想像していただきたい。このような虚偽答弁・改ざんを当たり前のようにやっていた組織が、国会で虚偽答弁をしたり、近畿財務局の職員に文書改ざんを命じていたのだ。安倍首相への忖度があったのは間違いないだろうが、なんでもかんでも「政治が悪い」で片付けることに違和感はないか。少なくとも、1年以上もマスコミをあげて大騒ぎをするのなら、政権批判を繰り返すだけではなく、大蔵省時代から続く不正カルチャーにもメスを入れるべきではないか。(太字はシュンゾー)

    要するに、ですね、官僚っていうのは、政治家に忖度するまでもなく、「彼らの組織の論理として」
    ウソをつくことをなんとも思わないものなんだ、と。

    シュンゾーもそうだろうな、と思います。まぁ日本の政治家もたいがいにしてほしいぐらいレベルが
    最低だとは思いますが、それを支える(?)官僚機構も相当な制度疲労ぶりです。疲労というか、
    もとから「なってない」のです。

    上司から部下へ、その部下がさらに新入社員へという感じで、組織のカルチャーや独自のノウハウが継承されていくように、「表向きはダメってことになっているけど、実際はこれくらいのことはうちの会社じゃみんなやっているよ」なんて感じで、モラルの低さも後世へと引き継がれていく。中央省庁のようにプロパーが圧倒的に多く、人材の新陳代謝がほとんどない閉鎖的な組織であればなおさらだ。

    その通りです。昨今の安倍内閣、菅内閣の「政治主導」もかなりの強権で時代錯誤ぶりもいいところ
    ですが、官僚組織は官僚組織で、こちらは昔から腐っている、という話です。

    さらに窪田さんは、本来この政治家と官僚のおかしな構造を糺すべきマスコミにも実は構造的な
    問題があることを指摘しています。

    さて、このような話を聞くとおそらく皆さんは、「そのような官僚組織の問題があるのなら、マスコミが問題視しているはずだ」と思うだろうが、実はマスコミにはそれができない構造的な問題がある。
    霞が関の役人というのは、マスコミにとって継続的に情報をいただく「取引先」だからだ。
    「週刊文春」などを見ていただければわかりやすいが、基本的にスクープとは「リーク」である。内部の人間からの情報提供を受けて取材で裏をとってそれを報道するというのが一般的な流れで、これは文春の後追いばかりしているマスコミも変わらない。

    では、マスコミにとって「リーク」とは何かというと基本的には官僚からのリークだ。よくマスコミの社長たちが首相などと会食をしているので政治とベタベタだと言われるが、政治家は落選したらただの人。一方、官僚は身分保証されたまま霞が関で30年以上も暗躍できる。マスコミをメーカーとすると、官僚ほど信頼のおけるサプライヤーはいないのだ。(太字はシュンゾー)


    皆さん、ここまでお読みになって暗澹たる気持ちになりませんか。
    好き放題している官僚たちのお給料を出しているのは、私たち国民ですよ。

    窪田さんは言います。

    マスコミも官僚も「既得権益」でメシを食っているからだ。そんな両者が手を結んでもロクなことにならないのは言うまでもない。口ではイノベーションだ、改革だ、と調子のいいことを叫ぶが、今の日本社会が変わってしまったら、これまでのような「上級国民」の座から引きずり下ろされてしまうツートップが、実はマスコミと官僚だ。
    それは彼らの「働き方」を見れば明らかだ。企業には偉そうにああだこうだとご高説を垂れるが、役所ではいまだにファックスやハンコを使っているように、自分たちはほとんどデジタル化は進んでない。

    なんか、2時間推理ドラマの謎解き場面を見ている気がしてきました。今まで悪役だと思っていた
    政治家、悪役は悪役なんだけど、実は小粒で、悪の大ボスは、実は官僚とマスコミだった
    、という。

    われわれ庶民はどうしても何か問題が起きると「政治が悪い」と叫んでしまいがちだが、実は政治を盾にして、自分たちへの批判をかわし続けている「知能犯」がいる。その醜悪な現実にそろそろ国民は気づくべきだ。

    ここで窪田さんがおっしゃる「知能犯」って、皆さんもちろんお分かりですよね。シュンゾーも批判して
    やまない中央の官僚の皆さんです。

    え、知能犯って、確か褒め言葉じゃなかったですよね?

    高級官僚になる間口は、確かに公平に開かれています。これは中国のかつての「科挙」に範を取った
    高等文官試験に始まり、現在では国家Ⅰ種と呼ばれるような試験をくぐりぬけて来たような方々を
    いわゆるキャリア官僚、と呼ぶようです。

    今も地方の方々は、「あの秀才の〇〇ちゃんが、今度財務省のキャリアで採用されたらしいよぉ」
    という賛辞は今も存在するでしょう。

    でも、皆さん、今後は考えましょう。キャリア官僚になるってこと、本当に素晴らしいことなんで
    しょうか。

    窪田さんが、上の方で書いてある通りのこと、キャリア官僚(=高級官僚)がやっているとして
    (実際やっていますが)、褒められたことだと思いますか?

    シュンゾーはとても褒められたことではないと考えますけどね。

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