ジェネリック医薬品について

    皆さんこんにちは、シュンゾーです。

    読者の皆さんの中には「病院なんか無縁ですから」という方もいらっしゃるでしょうね。特に20代、
    30代くらいまでは、そういう方が多いのではないでしょうか。

    シュンゾーはそれらの方々よりは少し上の世代なので、いくつか慢性疾患を抱えていまして、定期的に
    近所のお医者さんにお世話になっています。

    お薬には大きく分けて、処方箋なしで薬局で買える市販医薬品(=OTC=Over The Counterとも言い
    ます)と先生の処方箋によって初めて購入できる、医療用医薬品と2種類あります。

    ありがたいことに日本では、その医療用医薬品のほとんどが、健康保険(国民健康保険、会社の組合
    保険、協会けんぽ、公務員共済等)の補助があり、現役世代の多くの方で、3割負担で購入できます。

    また、多くの後期高齢者の方々は、1割負担で購入できるようになっています。

    さて、国民医療費、という概念があります。文字通り日本国内での医療にかかった費用の総計、という
    意味ですが、2018年度では総額43兆円にものぼります。大きな額すぎて想像するのが難しいですね。

    これは、国の予算から出る額とは違い、我々患者が窓口で負担する金額も含めた、文字通りの総額、です。

    厚労省の表を下記に転記します。平成30年度が2018年度です。

    ご覧いただいている中で、総額約43兆円中、「薬局調剤医療費」というのが、病院、診療所で処方箋が
    発行され、調剤薬局で処方してもらっているお薬に関する金額です。これが、約7.5兆円です。

    調剤薬局で処方してもらうことを「院外処方」といいますが、実はこの院外処方、大変多いですね。これ
    でも実は、薬剤処方の約80%でして、その他の約20%は、病院、診療所の中での「院内処方」です。

    上の約7.5兆円には、院内処方でのお薬代は含まれません。上記の表の「医科診療医療費」に含まれて
    います。

    まぁ、いずれにしましても、お薬に関する金額ってものすごい大きいですよね。

    そこで、政府はここのところ、数年前から、「処方にはジェネリック医薬品を」という運動を、大変
    熱心におこなっております。

    皆さん、ジェネリック医薬品についてはご存じでしょうか。日本語では「後発医薬品」といいます。

    ウィキペディアでは大変詳しく説明してくれています。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E7%99%BA%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81

    簡単に引用をいたしますと、
    「後発医薬品(こうはついやくひん)、ジェネリック医薬品(英: generic drug, generic m edicine)
    とは、先発医薬品(新薬)の独占的販売期間の終了後に発売される、先発医薬品と同じ有効成分で効能
    ・効果、用法・用量が同一とされており、先発医薬品に比べて低価格な医薬品
    である。

    医薬品の有効成分は一般名 (generic name) で表せることから「ジェネリック医薬品」と呼ばれる。
    後発薬、GE薬といった略称で呼ばれることもある。」
    (太字はシュンゾー)

    とのことです。

    ジェネリック医薬品の価格は、最低でも先発品の3割引き程度。先発品が諸事情により「加算」と呼ば
    れるプレミアムが乗って高くなっている場合は、先発品の7割から8割引き近くになることもあります。

    政府が音頭をとって、「後発品を使用しましょう」と運動しているのは、これだけ安いからですね。
    そして、その運動の甲斐があって、ジェネリック医薬品の処方率は、昨年には、80%近くにもなりました。

    ジェネリック医薬品、「安いにもかかわらず、効能や効果は先発品とまったく同じ」であれば、もち
    ろんこれを使わない手はないですよね。

    ですから、国は非常に推奨しているわけです。

    でも、公式には大きな声で言う方は余り多くはないですが、「やはり先発品の方がいい」という方も
    中にはいらっしゃいます。

    これは、医師の皆さんに結構いらっしゃいます。医師の方々は、医療費の「支払い側」ではありません
    のでね。支払い側は、保険の運営者(組合、協会けんぽ、共済等の本部の方々)と患者本人ですから。

    でも、医師の方々がおっしゃることにも聞くべきところはあるような気がします。曰く、「やはり先発
    品の方が効き目がいい」、「後発品だと、体質に合わない患者がいる」等々、です。

    ジェネリック医薬品は、基本的な成分は先発品と同じなのですが、薬の原料の調達先が違ったり、薬を
    混ぜるために合わせる物質(添加物)が違ったり、コーティング(薬を外側でくるむもの。カプセル
    とか)の材料が違ったりとかは、多々あるわけです。

    患者さんの側も、「先生、あのジェネリックは効かないです」という方も、そこそこの比率でいらっ
    しゃいます。

    ですので、皆さんもジェネリックをお使いになるのは結構ですが、まずは先発品を使ってみて、その
    あとジェネリックに切り替え、本当に体質に合うか、体感できる効果は同じか、を見極めること
    お勧めします。

    ところで皆さんは個別のお薬の値段なんて、あまり気にされていないことだと思います。

    しかし、上にも書いた通り、お薬の先発品とジェネリックで、大きなものでは値段が4分の1にも
    なったりします。

    お薬の名前は、なかなかとっつきにくいですが、先生にいただいた処方箋には薬品名が書いてあり
    ます。

    それを元に、下記のサイトに飛んでいき、薬剤名を打ち込むと、実はお薬の値段ってわかるんです。
    https://yakka-search.com/

    あ、そうでした。薬局で必ず発行される「薬剤情報」には当然、名前が載っていますね。ほら、
    あのお薬の剤型のカラーコピーが付いているやつです。それを見て、名前を打ち込んでみましょう。

    ただし、ここで出て来る値段は、あくまでお薬の値段の100%分ですから、健康保険で3割負担の方
    は、ここに書いてある値段のおおむね3割と考えるとよいでしょう。

    調剤薬局でもらう明細表は、一般の患者さんには非常にとっつきにくい記載方法です。ですので、個別
    のお薬の値段はなかなか分かりにくいです。ですから、上のサイトで値段を知っておくことには意味が
    あると思います。

    皆さんは、ご自分自身の、大げさに言えば、家計防衛のためにも、もらっているお薬の値段を知って
    おくことは大変意味のあることではないかと思うのです。

    そして、場合によっては(すべて替えろとは申しません)、ジェネリック医薬品に変更するのも、医療
    費節約には大きな効果があります。

    でも、繰り返しますが、最初は先発品を使用し、しばらく経ってから、試しにジェネリックを使い、
    効果に問題のないこと、副作用もないこと等、本当に先発品と効能、効果が同じであると確信が持てた
    場合に、恒久的にジェネリック医薬品に替えることをお勧めします。

    ジェネリックは医療費節約に効果が大きいのは事実です。しかし、使用者側も賢く使うことが大事で
    あると思います。










    この記事が気に入ったら
    いいね または フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!

    コメント

    コメントする

    目次
    閉じる