JR東日本 組合、大丈夫か?

    こんにちは、シュンゾーです。

    皆さんがお気づきかどうか分かりませんが、実は運輸機関にとって、「労務」というのは、昔から
    非常にデリケートな問題
    なのです。

    労務という言葉、「聞いたことはあるけどよくわからない」という方のために、困った時のコトバンク
    さん経由、デジタル大辞泉さんの解説を見てみます。

    シュンゾーがここでお話するのは、上記のうちの2の解釈でしょうか。要するに「労働力の管理」的な。

    もう少し噛み砕くと、同一、或いは似たような職務に就く人数がかなり多数に上る職場を抱える会社に
    おける労働力の管理とでも言いましょうか。

    例えて言えば、タクシー会社やバス会社だったら運転手さんの管理、鉄道会社だったら、運転士、車掌
    さん、車両工場勤務者の管理。

    航空会社であれば、パイロット、CA、整備士さんたちの管理、というような部署です。

    当然と言えば当然ですが、これらの職場は、もう昔から「労働運動」が盛んなところです。ともする
    と、政党活動にもつながるような。

    それは、通常「労働組合」を通じて行われます。

    憲法は結社の自由を保障していますので、当然労働組合は経営者に対する交渉主体として、必要不可欠
    だし、完全に合法的な存在です。

    でも、残念なことに、というかこれが人間のサガなのかもしれませんが、雇用主に対する要求をするに
    際して、時に過激な手段を取る一部の人が現れるのも事実です。

    第二次大戦直後の1949年には、「国鉄三大ミステリー事件」と称する非常に謎めいた事件が3件起きました。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84%E4%B8%89%E5%A4%A7%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E4%BA%8B%E4%BB%B6

    これらは、当時の世情から、その頃の国鉄の労働組合と絡めて語られてきました。

    さて、現代のJRです。

    先月6月20日に東京の山手線を始めとする主要各線が「変電所関係のトラブル」とのことで、4時間
    以上にわたってストップしました。

    シュンゾー、最近のJRのこの手の運行障害(人身事故を除く)についてですが、そのあと、「あのトラ
    ブルの原因は〇〇でした」という、フォローアップの記事を見たことがありません

    もう、報道機関ってバカなんですか?

    なんでそんな大規模な輸送障害の原因を報道しないんでしょうか?

    シュンゾーの肌感覚ですが、ここ3、4年の中で、この手の首都圏JRにおける、人身事故以外の輸送
    障害、多いと思いませんか?

    いや、こういう大事な疑問、なんで報道機関は抱かないのでしょうかねぇ。疑問は抱かないし、原因の
    究明(何もあなたたちに調べろとは言いません、JR当局に聞いてきて、報道してね、と言っているだけ
    です。)もしない。

    マスコミ、やはり思った以上にバカです。

    シュンゾー、とても気になる記事を月刊「選択」の7月号で見つけました。


    (前略)...これについて、JR東の内情に詳しい某労組関係者は「不穏な兆し」と指摘する。

    三年前に最大の労働組合を事実上解体したJR東は今、難局に立っている。

    詳細は省きますが、要するに、JR東日本の当局側が、それまでの最大労組のJR東日本労組の切り
    崩しを図った結果、「JR東日本輸送サービス労組」(JTSU-E)という新労組が生まれ、また未加入の
    社員は約4万人もいるそうで、その7割は任意団体「社友会」に加わっているとのことです。

    もともとのJR東労組はかなり革マル派の色が強く、過激な活動もいとわない組織だそうです。
    しかし、新しい、JTSU-Eも革マルの影響が完全にないかと言うとそうでもないようです。

    月刊「選択」はさらに言います。

    危惧されるのは、安全への悪影響だ。JR東では、革マル派の巣窟と言われた旧動労の活動が活発だったころから、労使関係がこじれると列車の運行妨害などの不審事案が相次いできた歴史がある
    単なる事故や利用者によるいたずらと異なるのは、そうした事案が一時期に集中する点だ。
    今年4月16日15時過ぎ、中央線の高円寺駅と神田駅で相次いでドアのガラスが破損。これに前後して、別の場所でもホームの施設が損傷されるなどの事案が相次いだ。
    <中略>
    冒頭の電力トラブルによる山手線停止事故が「不穏」と指摘されるのも、こうした背景があるからだ
    <中略>
    今後、分裂した労組に社友会から人が流れれば、組織が乱立した分、東労組解体前より面倒な事態になりかねず、完全に労務政策の失敗である。コロナ禍の陰で、国内最大の運輸事業社内の地雷がどんどん大きくなっている。
    (太字はシュンゾー)

    いやぁ、恐ろしい話だと思いませんか?

    これを大手新聞やTV局は、なぜ無視するのでしょう。いや、そりゃ「電車が止まったこと」はみんな
    知ってますよ。いやいや報道って、そういうことだけじゃないでしょ?

    電車が止まったことを報じただけで「おしまい」にしているのが、日本の報道機関の実態です。

    信じられません!

    もちろん、一番ケシカランのは、当事者であるJR東日本、とりわけ経営中枢の人たちです。この人
    たちは、どうも「私たちは民間企業ですから」って本気で思っているらしいですが、いやいや、何を
    おっしゃる、この方たちほど官僚的な人たちはおりません

    中央省庁のキャリア制度と同様の、幹部養成方式をいまだに持っておりますしね。

    また、困ったことに、もはや70年以上も前、日本国有鉄道になる前、1943年までは「鉄道省」と
    いう一つの省で、そこで働く職員たちは、自分たちのことを非常に由緒正しき役所と考えて
    いました。

    ですので、国鉄時代も「え、運輸省?なにそれ?」と運輸省をとても格下と考えていたのです。
    運輸省なんかより、鉄道省の流れを汲む僕たちの方がよほど偉いんだもん」というわけです。

    実は、どうも、現在のJR各社(特に本島の3社)の幹部たちは、その考えが頭にこびりついている
    ようで、国土交通省なんてあまり眼中にないと思います。

    不思議ですねぇ。今のJR社員は、鉄道省時代から働いている人たちは一人もいないはずですけどね。
    ことほどさように、企業内を連綿と流れる「社風」というのは恐ろしいものがあります。

    それで、現在のJR東の経営幹部の話です。彼らは、もちろん、社員がカタマリで働いている職場、
    運転、車掌、工場等(「現業」という言葉を使いますが)は、「おれたち(経営幹部)の決めたことに
    黙ってついて来ればいいのだ」と思っています。

    まぁそういうゴーマンな考えは、現業で働く方々にも伝わりますよね。

    ただ、しかし、昨今続いて発生している首都圏JRの障害事案が万が一にも、労働組合が関与して
    いるとすれば、それは言語道断です。

    もしそうだとすれば、やっていることは(昨今は激減していると言われますが)、反社会勢力の
    やることとまったく同じですから。

    最後に、たまたま先日入手した、「動労千葉」というJR東の組合の一つが運営している「日刊動労
    千葉」という組合のサイトのURLをご紹介しておきます。
    https://doro-chiba.org/nikkan/

    この組合のJR東の中における位置づけや、思想的な面、シュンゾーはまったく知りませんが、この
    サイトに出て来る文言は、非常に勇ましく、ある意味「組合らしいなあ」と思います。

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